2010年12月21日火曜日

蚕糸ツアー@長野 その2

本日は宮坂製糸さんへ1日研修させてもらいました。
宮坂製糸さんは岡谷に残る唯一の製糸工場です。生糸をとる方々はウソかホントか平均年齢80歳!?というおばあちゃんたち。さすがに確かめてはいませんが。。。おばあちゃんの指導のもと、挑戦するものの糸切れっぱなし、繭ころがりっぱなし。目も手も追いつかない。恐るべし、おばぁ。経験することに意義があると自分を納得させて実習を終えました。トホホ。余談ですが、座繰りをするおばあちゃんの手は繭に含まれるセリシン効果でスベスベだとか。ウガンダで美しい手をめざします。

2010年12月20日月曜日

蚕糸ツアー@長野 その1

長野の岡谷へいってきました!
製糸業は明治期日本の発展の一翼を担った産業で、岡谷は群馬と並ぶ絹糸の産地でした。
そんな話を知ったのは、後々のことでJICA研修中にお知り合いになったシニアボランティアCさんのご紹介でこの蚕糸ツアー(勝手に命名)が実現しました。
 初日は農業生物資源研究所へおじゃましました。
繭から糸をとる過程を中心に見学、体験させて頂きました。しかも!蚕の歴史や繭の分子構造に始まり特性についての豪華レクチャーを受けてきました。お蚕様から高性能の糸が取れる不思議とすごさについての熱い講義でした。

2010年12月15日水曜日

東京へ

東京にある蚕糸科学研究所へと見学へ行ってきました。
ここでは製糸技術と絹加工技術を中心に研究をされています。
専門性の高い研究機関で、研究内容も個人が応用、参考にできるようなレベルではありませんでした。。。しかしっ、シルクの糸以外の利用法や特性など幅広い側面でのお話はヒントになるんじゃなかろうかと頭に留めています。

2010年12月13日月曜日

はじまり、はじまり。

ウガンダへの派遣に向けて、絹糸三昧の見学ツアーを決行しました。
まずは、12月13日群馬県のとある座繰り工房へ。
蚕を育て、繭をとり、昔ながらの方法で糸をひいておられる絹糸の工房です。
糸を紡がれる手捌きは魔法のよう。使用されているのは、プリミティブな器具ばかり。そして、何もかもが早過ぎて素人目には何が行われているのかわかりませんが、するすると指先を通って糸が巻き取られていきます。出来たてのシルクの糸は、まだ濡れて輝いていて、とにかくきれい!布とは違う美しさがあります。
昔はこんな光景が多く見られたようですが、 今では絹産業も海外へと拠点を移しほとんど目にする機会がなくなってしまったそうです。こういった技術は伝統工芸という名の下、残していくしかないのでしょうか。世の中の流れとはいえ、なくなるばかりでは、ちょっと寂しいもんですね。