2011年12月1日木曜日

メリークリスマス

12月ですね。年末です。2011年もおしまい。
そう思うと感慨深いです。

こちらウガンダでは、どうも年末とか新年に対する思いいれは薄く
クリスマスに向けて猛進している感じです。
10月あたりから既に“クリスマス”という単語が聞かれたのですから、12月になった日にゃぁどうなることでしょう?

ランチタイム。
4月頃にカワンダで研修を受けていたシルビアから突然電話が。
いつもなら電話代節約のためワン切りされ、こちらからかけ直すところなのですが、コール音が切れない!何事かと思い電話に出ると

“ハッピー・メリークリスマス!!”
“!!!”(突然のことに返事にとまどう)

ピッ。(切れる)

クリスマスの挨拶でした。

電話代のリスクを背負ってまで、挨拶をもらえるなんて。。。しかも一ヶ月ちょい会ってただけの人間を思い出してくれるなんて、、、嬉しひ。人情の篤さにじ~んとしました。
その後、かけ直して少しばかりおしゃべりしました。

2011年11月24日木曜日

アリ地獄

小さいころ日曜洋画劇場的な番組で、蟻んこが人を襲うというパニック映画(?)を見た記憶があります。そんなどうでもいい記憶が蘇る、衝撃的な蟻んこ体験。

相も変わらずお蚕様のお世話に明け暮れる日々。いつものごとく桑畑へ。
藪のような桑畑に入り込んで、ひたすら葉を摘む。
チクリっ。
としたかと思うと
チク、チク、チクリっ。
時既に遅し。

足を踏み入れたのは、蟻んこ大行列。
しかも、日本にいるような
“なんか甘いものありませんか?”的な柔なやつではなく、やけに顎が発達した、噛む気満々、攻撃力全開のUG蟻。
足もサンダルも蟻にまみれ、ズボンの裾から入ってきたのかチクチクあちこち噛まれ放題。
側にいた同僚は、
“マサコ、ズボン脱ぎ!”
と言うものの、さすがに公衆の面前でパン一になるほど恥じらいのない人間にはなっておらず。。。ひとまず前線を撤退して、人の体に喰い付く蟻んこを夢中で払い落とす。

噛まれたからって腫れたりするわけじゃないのでダニよりマシなんですが、ビジュアルに訴えかけてくる迫力はピカイチ☆
桑畑に入るときは、蛇はもちろんのこと、蟻にも気をつけるべし。

2011年11月20日日曜日

結婚式

結婚式に御呼ばれしてきました。
結婚されるのは私の住むゲストハウスの管理人であるELIASSIさん。

1月ほど前からミーティングという名の式準備が進んでいました。
ミーティングというのは、毎週1度、新郎(もしくは新婦)の関係者を集めて結婚資金を集めるというもの。なので、結婚式にかかる予算をみんなに公開して

“ちょっと結婚指輪が高すぎるんじゃない?”
とか
“知り合いがウエディングケーキ安くで作ってくれるかも。”

なんていうやりとりの元、みんなから寄付を募っていきます。
もちろん私も参加して、募金完了。
紙切れに金額を書いて会計担当(?)らしき人に渡します。
●●さん□万シル!▲さん○万シル!という感じで、なんだかオークションのような高揚感でした。

そして当日。
披露宴が行われるのは3時と聞き、会場に着いたのは1時半。そして待つこと5時間。
 新郎新婦の到着。

その後は、歌う、踊る、歌う、歌う、踊る、踊る の
めくるめく大宴会。
なんかわからんけど、踊って騒いでれば万事OKといった模様。

閉会は夜11時。バスの送迎付き。
バスの中でも無論大合唱。

日本でも結婚式は一大イベントですが、ウガンダでの結婚式は日頃慎ましやかなだけに、まさに人生を懸けた壮大なイベント。いつも庭先をきれいに掃除してくれる控え目なELIASSIさんですが、この日は、主役オーラを存分に放って、とっても幸せそうでした。

2011年11月7日月曜日

まさかの。

日本を離れているうちに、あの大手企業が合併!?

停電の日々に明かりを灯す“パナシバ”。
重宝してます。Made in Indonesia.

2011年11月5日土曜日

またまたセネネ

バッタ話ばかりで心苦しいのですが、言わずにはいられない。

ウガンダでは11月は試験の時期。小学校低学年くらいの男の子が乗り合いバスで移動中に熱心に教科書を読んでいます。たぶんに理科の教科書。
開かれたページには“Food Web”のタイトル。様々な生き物が描かれ、食物連鎖の仕組みが図解。
ヒトを中心として鳥、牛、バッタ、ねずみといった生き物の食べる食べられるの関係が矢印で結ばれています。
ヒトから伸びる矢印は放射線状に広がっています。その先には当然のようにバッタ。イラストを見る限り日本でも目にするトノサマバッタ。
もちろん人間以外にも敵は多く、鳥にも狙われていましたが断トツ人間様が天敵でありましょう。

こうして教科書にサラリと描かれているのを見て、いかにセネネ(バッタ)が国民的な人気を誇っているのか痛感。セネネ食べずしてウガンダを語ることなかれ。まっ、セネネ食べてもウガンダは語れないか。

2011年11月4日金曜日

食文化

食べ物の話は、当たり障りもなく、そこそこ盛り上がるのでよく話題にのぼります。
“日本人は何を食べてるの?”
“主食はお米。”
“それだけ!?”
“パスタとかヌードルとか。。。かな。”
“SORRY”(お気の毒に。)

こんな会話はしょっちゅう。
おかずのことを説明しても、いまいち伝わっていないよう。
主食がお米しかない残念な国ニッポンとして、私の周辺のウガンダ人は解釈しています。
ましてやマトケ(甘くないバナナ)がないなんて、SO SORRYです。

そんなウガンダでバナナが嫌いなウガンダ人に出会いました。
どれくらいレアかというと、白ご飯が嫌いな日本人って感じです。
マトケ食べずにウガンダで暮らしてきたなんて、さぞかし風当たりが強かっただろうと勝手な心配をしてしまいました。

2011年11月1日火曜日

変身

11月に突入!
ウガンダにいると季節感がないためにさっぱり時間が経っているという感覚が掴めないままであります。でも、カレンダーを見れば、今年も残るところ2ヶ月。ウガンダでの生活も10ヶ月が過ぎたことになります。当初、戸惑いだらけ、びびりまくりの生活も時間とともに小慣れてきたようです。

気分を一新というわけで、先日、理容師の免許を持つ隊員Oさんに髪を切ってもらいました。ウガンダにもサロンはありますが、、、やっぱね、、、びびります。
ひたすら伸びきっていたロングヘアーをセミロングに。そして前髪もカット。友人からは若返ったねと優しいお言葉。

いつものごとく、ハロぉ~とご機嫌で出勤。
するとすると、おかしな間が。
しばし時差があり、“マサー!!バーナンゲーーー!!!(Oh, my godの意)”
髪を切ったために私と認識するまで時間がかかったようです。
しかも、“Big Face!”
なんじゃそら。
感想が、顔デカイって。。。新鮮なコメント。
その後、“Like designer”とか“You are smart(おしゃれの意)”なんてお褒めの言葉を頂きましたが、どうも初コメントのインパクトが強すぎて慰めにしか聞こえません。

私もNSCの一員としてしっかり定着したつもりでしたが、まだまだアジア顔への固体識別は難しかったようです。残り1年と2ヶ月、変化しても識別してもらえるように顔を売っていかないとダメだわ、と再確認でした。

*写真はね、やっぱりね、顔が小さくなってからアップします。

2011年10月24日月曜日

UGモラル VS JPNモラル

土曜日に染色講習なるものを行いました。
現在、編み物講習を受けている女性を対象にしたものです。
NSC近辺に住んで通いで来ている人たちとカワンダからは離れた場所で出張教室を受けている人たちの2グループ。

朝から精練に始まり、染色までのみっちり1日コース。
スタートは10時から。

予想はしていたものの、当然?のごとく人は集まらない。
予想はしていても腹が立つ。
こっちは準備もして、交通費も出して、しつこく言い続けていたのに。。。

1時間後、11時、ようやく人が現れだす。
今に始まったことではないが、ウガンダン・タイム。
しゃべってばっかりで一向に作業は捗らないし、作業頼んでも嫌な顔するだけ。

そして、キレる。

怒り慣れていない上に、語学力の不足のため、迫力なく、あえなく失速。
トホホ。

チャンスを生かして学ぶ姿勢はないのか!?
それやから、貧乏なんやろ!!
お金ほしいんやったら働けっ!!!(ボケっ)

とは言いませんでしたが、メラメラと怒りが込み上げてきます。

時間の感覚や態度に悪気はなくって、ウガンダでは当然のことかもしれません。
だけど、なかなか受け入れられないし、そのボーダーラインは譲れないとも思います。
お互いにどこまで侵食し合うのか、、、先は長いです。

2011年10月21日金曜日

近況

NSC(National Sericulture Centerの略)にて、ぼっちらぼっちらと編み物とお蚕様の世話に励む相変わらずな毎日。レギュラーメンバーは現在、私とホープのみ。編み物カリスマのフラビアは大学に入学し9月からカンパラで生活中。他の職員も個々の用事がありクラフトに関わっていません。

人がいない→活気がない→暇→寝る→自己嫌悪→ひきこもり

こんな悪循環にはまってしまうことを懸念し、以前から人集めに奔走(歩)?しておりました。
あるときは役所に出向き、あるときはナンパし、そしてあるときは。。。そんなくらいです。当初集まったメンバーは13人。そんな女性たちにトレーニングを実施して糸を配り、商品製作、マーケット開拓し、組織化するぞ!と意気込んでおりましたが、一人減り二人減り、、、今は5名。
完成するまで時間がかかるので、好きな人じゃないと最後まで作り上げることが難しいというのも一因。シルクの商品は高価なので利益が大きいです。そのため、お金に目がくらんで飛びつく人は多いのですが、そういった人たちは大概フェードアウトしていきます。

その結果、少数先鋭のメンバー。
彼女たち、編み物がうまいだけではありません。人として信用できるという点が肝心。毎週きちんと顔を出してくれる、仕事が終った後お掃除してくれる、なんか奢れって言わない。当然のようで当然でない、この居心地のよさ。

こんなメンバーで仕事が続けていけたらいいなぁと思う今日この頃です。
Agnes, Elizabeth: 糸玉作り中


2011年10月19日水曜日

旬の味覚

日本は本格的な秋に突入したころでしょうか。
スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋と申しますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ウガンダには四季はなく、乾季か雨季か。この2つに集約されております。ちなみに現在は雨季。だいたい似たような時間帯に大雨を降らして、その後は何もなかったかのようにカラリと晴れ渡っています。
四季がないことの個人的な弊害はいろいろあるのですが、何と言っても年間通して食べるものにあまり変化がないこと。お野菜は、トマトに玉ねぎ、キャベツ、イモ類エトセトラといったところ。(ちなみにウガンダではトマトは調味料扱い。野菜ではありません。)日本の秋の味覚、秋刀魚や栗、キノコあれこれが恋しくなります。

そうはいっても、こちらでも季節の話題は上ります。
「11月からセネネが採れるね。」
そんな会話がチラホラ聞かれるようになりました。

セネネとはバッタ。

来月からバッタシーズンの到来。道端に子供たちがしゃがみ込み、バッタをむさぼる光景を目にすることとなります。わたくしも既に経験済み。さすがに生セネネは食べませんでしたが、乾煎りしたセネネをお裾分けしてもらったことがあります。
お味は、海老。美味しいんですよ。ビールのつまみに最適。茶の間のお父さんなら手放せない一品になること請け合いです。

食卓を囲んで、
「今日の夕食はセネネか。今年ももうすぐ終わりだねぇ。」
なんて会話が繰り広げられているのかもしれません。

2011年10月18日火曜日

恐怖体験

ご無沙汰しております。
すこぶる元気に過ごしております。
生存確認の意味を込めての更新です。

カンパラ市内で年に一度開かれるという展示会に潜入。
露天がたくさん出ていて、会場はお祭り騒ぎ。

クラフトの出展もあると聞きリサーチを兼ねて行ったものの、ここでご紹介したいのはウガンダ的絶叫マシン。

空中ブランコです。

子供騙しとあなどるなかれ。ここはウガンダ。
人の恐怖をあおるのは、上がったり下がったり、スピード感といったものだけではありません。
信頼感欠如
による恐怖。

ミシミシとしなる階段を登り、床板の抜けたステージに立ち、頼りなげなチェーンに固定された椅子に座る。徐々に掻き立てられる不安。

この表情。。。後悔先にたたず。ププッ
乗ったからには、回り始めます。

回ってるだけでも十分怖いっていうか気持ち悪いにも関わらず、
調子に乗って、捻りを加えたり、周りにアタックをしかけてくる輩が続出。

不安そうにみえた青年は、何かの決意を秘めていたのか周辺巻き込み型迷惑野郎でありました。


日本では体験できないであろう、このゆるゆる絶叫マシーン。
絶叫マシンは性能だけではない。心理面で揺さぶりをかけてくる絶叫マシンというのもウガンダならではであります。

2011年10月6日木曜日

THE サファリ 番外編

サファリの合間にマサイ村見学。

歓迎の踊りでスタート。
日本でも有名なジャンプするやつです。
もちろん一緒に跳んできました。
お家の中も見学。お母さん爆睡のすぐ側でなにやら解説。

そして火起こし見学。
火はつかず。。。何事もなかったかのようにスルー。
案内されてる傍らで、“ねぇねぇ、ブレスレット買う?”とひたすら囁き続ける若者。
村の奥に常設されているお土産物広場へ導かれました。

お値段設定恐るべし。
小さなキーホルダー50000ケニアシリング。日本円に換算しますと約42000円(1$=約76円)。ありえねぇ~。ありえなさすぎて欲しくもないのに、ついついディスカウント。交渉の末、3$で落札。

マサイ族は観光資源。そして観光が生業というところでしょうか。
その一方、たーくさんの牛を引き連れている古典的マサイも多々見かけました。
サファリのガイドをしてくださった方によると、若い層は学校にも行って洋服を着て見た目にはマサイ族かどうかわからない。20年後にはいなくなるんじゃない、ってなことを話ておられました。変化していく世の中で、変わりのない生活を続けることは難しそうです。

お買い物を終えてご機嫌な若手マサイ男性とお話したところによると、村には家長1人、奥さんいっぱい、という家族構成。しかも“マサイの女は嫉妬も喧嘩もしない!”と胸を張って語っておりました。女として見習えということか。。。いや、嫉妬するでしょ!?人間だもの。

最後はお約束、「嫁に来ないか。」
今なら第一夫人。しかも、牛20頭がついてくる。。。
友人はといえば、牛40頭で口説かれていました。

完敗。

女としての修行が必要なようであります。
働き者のマサイ女性

2011年10月5日水曜日

THEサファリ その2

ナクル湖を後にし向かったのはマサイマラ国立公園。

たくさんの動物が生息しているのですが、その中でもビッグファイブと呼ばれる動物たちはサファリの目玉。

1:バッファロー(水牛)
*写真は割愛させていただきます。
2:サイ
3:象

4:豹
木に登ったきり降りてくる気配なし。

5:ライオン
君たち、本当に野生かい?
車に取り囲まれても、リラックス。ただの猫。
かと思えば、こんな場面も。
視線の先には。。。
ちゃんと獲物は狩れるようです。

見るべきものはビッグ・ファイブだけではありません。
広い大地にダチョウが走る。
不思議な光景。こんな不可思議な生き物が自然界に生きてることが謎。

自分が生活している世界とはスケール感が違って、異世界に迷い込んだよう。
象にしろキリンにしろ、ちょっと桁外れ且つ人間の想像を超えた存在。こんなの見ると、ネッシーや雪男、UFOがいたって不思議じゃないよなぁって思います。

2011年9月29日木曜日

THE サファリ その1

サファリの本場(?)ケニアへ行ってきました!

しかも旅の相棒は、高校からの友人K坂さん。
ひとりでチベットやらインドへいっちゃう猛者でもあります。(そんな風には全然っ見えないんですけどね)この度とうとうウガンダ来訪!
K坂さんに群がる子供たち@カワンダ
ウガンダご案内はショートカットさせていただきまして、
2人でケニアサファリへと旅立ちました。

まずは、ナクル湖。
夕方、ホテルまでの道すがらサファリ。サイやガゼルにバッファローなんかを横目に向かいます。
ナクル湖は、フラミンゴで有名。湖のほとりがフラミンゴの群れでピンク色に染まるという風景が最大の見物ののはずが。。。次の日の朝、湖に訪れてみればそこにいたのは大量のペリカン。その前を、通り過ぎるフラミンゴ。
このところ他の湖に分散してフラミンゴの群れを見るのは難しいそうです。残念。
とはいえ、大量のペリカンには圧倒されました。それに少数とはいえ、上品な佇まいのフラミンゴたちを見れたのには大満足。自然界にあんな鳥たちが悠々と過ごしていることが不思議。外敵から身を守るというより、身をさらしている。すんごい目立ってるし。

そしてそして、マサイマラ国立公園へ。

2011年9月15日木曜日

商品あれこれ

これまでちょっとづつ作ってはJICAオフィスで販売をしていた商品。先日とあるNGOから大量発注をもらい、スタッフ共々せっせと制作に励んでおりました。そして、納品日。
ちょっとご紹介。
桑、グァバ、カバンバマリバetcで染色

スカーフあれこれ、ピアスあれこれ。
コレが噂のSILKのシルクスカーフ。
 
商品も数が揃うと達成感があります。売り上げは、製作者へ。一部、回収して運営費。電熱クッカーを購入しようと目論んでいます。染めるたびに火を起こすの面倒だし。

買い手がついて、収入源になることが伝わり、少しずつ人の集まりもよくなってきました。作り手が育って、マーケットが開拓できれば言うことなしなんですが、道のりはまだまだ長いです。ポランポラン(ゆっくりゆっくり)作戦でシルク・クラフトを浸透させたいものです。

後日談。
オーダーしていたNGOは引き取りに来ず。。。ほんと思うように進みません。トホホ。
*その後、引き取り、お買い上げありました!

2011年9月13日火曜日

郷愁

美味しいですよね、ホームパイ。
ウガンダでは日本の中古車が山ほど走り回っていて、度々笑わせてもらってます。
中でも、このトラックには目と心を奪われてしまいました。@Kampala Road

2011年9月8日木曜日

紹介

友人とお菓子の紹介。
異国の地での楽しみのひとつ、日本人に会って他愛もないことを話す。
その2、スーパーでおいしいお菓子を発掘する。

この度、友人よりキワドイけれど美味しい、そんなスウィーツを紹介していただきました。
コレ↓
グミの質感を歯茎になぞらえるという高度かつ絶妙な取り合わせ。
しかも美味しい。そして、遊べる。
写真の掲載につきましては、ご本人の了解を得ております。

2011年8月31日水曜日

訃報

先日、別の国に派遣されている同期隊員の友人が交通事故で亡くなりました。
ブログで書くべきかどうか迷ったのですが、ここに書き残すことを決めました。

昨日と今日にたいした差はないと思っていました。けれど、彼女が亡くなり、昨日と今日は全く違うものになりました。ご家族にとって、彼氏にとって、友人にとって、彼女に関わる全ての人にとって、その日を境に変わってしまいました。

無念で残念で悔しくてなりません。

ご冥福をお祈りするとともに
生きて無事で帰る。
そのことだけはしっかりと果たそうと思います。

2011年8月23日火曜日

小噺

このところ、ずぅーーーっとおでかけネタが続いており、世間の冷たい目が気になりだしたのでお仕事の様子もご報告させていただきます。
改めてご紹介。わたくし、リゾート隊員ではなく、蚕の世話隊員でもなく、手工芸隊員として養蚕センターに派遣されています。

主な業務は、朝と夕の餌やり。他の時間にシルクを使った新アイテムの制作、近所や隣町への出張編み物教室、物ができれば販売先への営業。そうそう、糸を購入する農家とのやりとりも含まれてます。文字にすると多岐に渡りますが、これらをのんび~り、じっく~~り取り組んでおります。

そんなある日の出来事。
同僚の一人に編み物エキスパートと呼べる抜群の理解力と技術力を誇る女性がいます。日本の本に書かれている編み図を教えたところマスター。ほんとに優秀。
その彼女、黙々とスカーフを編んでおりました。これまで本の中から柄を引用していたのですが、今回は見慣れない不思議な模様が編みこまれています。何度も書き直されたデザイン画もかたわらに置かれています。ウガンダ人だからこそ持ってるセンスとか伝統柄とかが見れるんじゃないかと興味津々のわたし。
「おもしろそうやな~。どんな柄になるん?」
しげしげと眺める、わたし。
縦に広げていたものをコッチといって横に広げる彼女。。。

そこに現れた柄はナント!
SILK
の文字。

シルクのスカーフにSILKの文字柄。

この技術力、完成度、すごい。すごいよ、すごいんだけどさ。。。
なんて説明したらよいのかしら。
けど、面白い。おもしろすぎるやろ、フラビア。

2011年8月19日金曜日

ウガンダ・サファリ

アフリカ=サファリ。動物の王国。っていうイメージありませんか?
もちろん私はその口で“生き物地球紀行”とか見て、アフリカの広大な大地に思いを馳せておりました。そして、この度ウガンダにて、その夢が実現。
ウガンダ北部に位置するMurchison国立公園へ行ってきましたー!

ここはサファリと共にMurchison Fall という滝でも有名。
雨季のせいなのか、とてつもない水量におったまげました。
ウガンダは水力発電っていう意味も、これなら合点がいきます。
ここは、かの有名なナイル川でもあります。ボートトリップで川から野生動物を見ることもできます。例えば、カバ。
ワニ。
象も発見。
間違いなく野生のはずなんですが、●ィズニーランドのアトラクションに乗ってるような気分。悲しきかな日本人。大人の楽しみとして、動物を眺めながらビールを一杯。

なんと、こちらはウガンダンビール”Nile Special”。ナイルonナイル!それが言いたいがために買ってしまいました。味は。。。よくわかりません。

陸でもサファリ。
森を抜けるとなだらかな丘が延々と続くサバンナ地帯。
こちらにもいます!
牧場のようにバッファローが
 奈良公園のようにウガンダ・コブが
キリンが馬のように駆け回る。キリンって走れたんやぁ~って感心。しかもあの足の長さで走るもんだから、とっても速い。
またもや象が見れました。道路を悠々と横断する象の群れ。
ライオンも。。。そしてライオンを囲む面々。


ウガンダ満腹サファリの旅。怒涛の1泊2日ですが、存分に楽しめました。
しかし、帰り際に友人の一言。
「任地の方が、サファリかも。。。」
そう、ウガンダは地方に行けばどこもかしこ家畜だらけ。放牧。
国立公園の美しさがかえって、テーマパークっぽく感じてしまう、そんな非現実的な世界でした。

2011年8月8日月曜日

ハシビロコウ

今度は湖。
動物園に勤務する隊員の企画でビクトリア湖ボートトリップに参加しました。
無類の鳥好きである彼女、膨大な種類の鳥がいるウガンダで難なく鳥の名前や種類を解説してくれる最強のガイドです。このツアーは彼女が愛する鳥“ハシビロコウ”の野生を観察することが目的。

ハシビロコウは、アフリカの一部地域、湿地帯にしか生息ていないそうです。しかも群れることがないため見つけることも難しいということでした。湿地を進むため、こんな細長いボートで出発。
蓮や水草を掻き分けて、進むこと少々、ハシビロコウ発見!
私たちを含めて3艘の舟が近寄っているにも関わらず逃げる気配なし。周りのことなど気にも留めず、無心(?)で何かを見つめておりました。それを固唾を呑んで見つめる愛鳥家の皆様。
バサバサっと大きな羽を広げたかと思うと水中へ突進。獲物を狙っていたようです。獲物は取り逃がしてしまい、ギャラリーのため息。みんなの熱い視線は気にも留めず、ぬすっと佇むハシビロコウ。
他の鳥たちよりも、どうも擬人化したくなる飄々とした姿。美しい羽色ってわけでもないんですが、人の心を惹きつける何かがあるようです。

ビクトリア湖は、この他にチンパンジーを保護している島やパイナップルの島などなど魅力的なコンテンツがいっぱい。国内もあなどれません。

2011年8月5日金曜日

ザンジバル リゾート篇

ストーンタウンとは反対側の海岸沿いはリゾート地として、ホテルがたくさん軒を並べています。
お泊りした宿は、日本人のオーナーでお食事にお寿司や刺身など日本食が食べれることで有名。関係ないけど、警備員さんがマサイの戦士というのも、私のハートを鷲掴み。マサイ族、マジでかっこいいんです。装備は短刀だけ、シルエットが彫刻的、愛想を振りまかずストイック。たまにママチャリに乗ってるマサイさんを発見したりして、これも意外性に心打たれます。一緒に写真撮らせてください、って言えないオーラがでていて、アイドルを見守るファンのようにこっそり見ておりました。

話は戻り、ビーチに沿って並ぶロッジ。正面は真っ青な海!砂浜は真っ白で、きめ細かく、雪みたいなんです。生き物の保護色も白。いや~、美しい。


そんな海を堪能すべく、ドルフィン・ウォッチに参加しました。
早朝に宿を出発し、小さな舟で出港。

少し沖合いに出ると、いる!イルカがいる!!
見つけたところで海に飛び込み、イルカと一緒に泳ぐという趣向。。。なのですが、
わたくし生まれも育ちも内陸。海で泳いだ経験は少々。一抹の不安を感じつつも、根拠のない自信+イルカと泳ぐワタシ、のイメージに突き動かされ、ダイブっ。
あ"っ、やっぱり泳げない。ゴボゴボともがくワタシ。潜れっ、親切心から頭を押さえつける船頭さんと小競り合い。舟の縁にしがみつき、イルカを見ることなく水揚げ。
2回目はうまくいくんじゃないかとトライしてみたものの、結果は同じ。3度目は船頭さんからストップがかかりました。その後イルカの背ビレだけは、しっかりウォッチング。せめて水族館みたいにジャンプしてくれないかなぁ~と期待してみたものの野生にそんなサービス精神はないようです。

海は泳ぐものではない、見るものである。というわけで、ビーチでゴロゴロ、砂浜トボトボ、水際を満喫しました。

1週間旅行記はこれにて終了。それにしても帰る先がウガンダというのは、これまた不思議なものです。

2011年8月4日木曜日

ザンジバル ストーンタウン篇

ルワンダを後にし、ザンジバルへ向けて出発。
キガリから飛行機でダルエッサラーム、そしてフェリーでザンジバルへ向かいます。
実際に乗ったのは別の船でしたが、港に停泊していたのは、、、日本のお下がりフェリー(笑)なんとも親しみが湧いてきます。
 フェリーに乗ること1時間半、デッキからザンジバルの町並みが見えてきます。
美しい海とアラブの影響を強く受けたストーンタウンと呼ばれる街が見所。異文化の香りがプンプン漂っていて、ぁあ外国にいる~と潮風に吹かれながら、うっとり。道行く人の顔立ちも彫が深かったり、肌の色が浅かったり、イスラム教の人が多かったりと、何やらウガンダとは一味違います。
入り組んだ路地を歩くとマーケットが現れ、そうかと思うと行き止まりだったりして、子供の頃憧れた迷路のような世界に入った気分になります。

それに、あちこちでオレンジの屋台が現れて爽やかな薫りがしてくるのも素敵。
そしてそして、 海があるということは!やっぱり(?)海鮮!!

 しっかり魚市場もあって、競りが行われていました。
この魚たち一体どこへ行くかというと、、、
でで~ん。このように夕方ころから海岸沿いの公園に海鮮屋台村が出現します。
長い間口にすることのなかった海の幸に感動するのはもちろんのこと、とってもおいしい料理を発見。
その名も“ザンジバル・ピッツァ”。簡単に申しますと海鮮お好み焼き。クレープ状に広げた生地に海鮮ダネをのせて、いろんなスパイスで味付け。激ウマ。ザンジバルで花嫁修業をしたい、いや、しなければ、と思わせる、そんなハイグレードな逸品です。
そんな美味しい食事と背後に広がるこの光景。
ご馳走様です。