2011年10月24日月曜日

UGモラル VS JPNモラル

土曜日に染色講習なるものを行いました。
現在、編み物講習を受けている女性を対象にしたものです。
NSC近辺に住んで通いで来ている人たちとカワンダからは離れた場所で出張教室を受けている人たちの2グループ。

朝から精練に始まり、染色までのみっちり1日コース。
スタートは10時から。

予想はしていたものの、当然?のごとく人は集まらない。
予想はしていても腹が立つ。
こっちは準備もして、交通費も出して、しつこく言い続けていたのに。。。

1時間後、11時、ようやく人が現れだす。
今に始まったことではないが、ウガンダン・タイム。
しゃべってばっかりで一向に作業は捗らないし、作業頼んでも嫌な顔するだけ。

そして、キレる。

怒り慣れていない上に、語学力の不足のため、迫力なく、あえなく失速。
トホホ。

チャンスを生かして学ぶ姿勢はないのか!?
それやから、貧乏なんやろ!!
お金ほしいんやったら働けっ!!!(ボケっ)

とは言いませんでしたが、メラメラと怒りが込み上げてきます。

時間の感覚や態度に悪気はなくって、ウガンダでは当然のことかもしれません。
だけど、なかなか受け入れられないし、そのボーダーラインは譲れないとも思います。
お互いにどこまで侵食し合うのか、、、先は長いです。

2011年10月21日金曜日

近況

NSC(National Sericulture Centerの略)にて、ぼっちらぼっちらと編み物とお蚕様の世話に励む相変わらずな毎日。レギュラーメンバーは現在、私とホープのみ。編み物カリスマのフラビアは大学に入学し9月からカンパラで生活中。他の職員も個々の用事がありクラフトに関わっていません。

人がいない→活気がない→暇→寝る→自己嫌悪→ひきこもり

こんな悪循環にはまってしまうことを懸念し、以前から人集めに奔走(歩)?しておりました。
あるときは役所に出向き、あるときはナンパし、そしてあるときは。。。そんなくらいです。当初集まったメンバーは13人。そんな女性たちにトレーニングを実施して糸を配り、商品製作、マーケット開拓し、組織化するぞ!と意気込んでおりましたが、一人減り二人減り、、、今は5名。
完成するまで時間がかかるので、好きな人じゃないと最後まで作り上げることが難しいというのも一因。シルクの商品は高価なので利益が大きいです。そのため、お金に目がくらんで飛びつく人は多いのですが、そういった人たちは大概フェードアウトしていきます。

その結果、少数先鋭のメンバー。
彼女たち、編み物がうまいだけではありません。人として信用できるという点が肝心。毎週きちんと顔を出してくれる、仕事が終った後お掃除してくれる、なんか奢れって言わない。当然のようで当然でない、この居心地のよさ。

こんなメンバーで仕事が続けていけたらいいなぁと思う今日この頃です。
Agnes, Elizabeth: 糸玉作り中


2011年10月19日水曜日

旬の味覚

日本は本格的な秋に突入したころでしょうか。
スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋と申しますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ウガンダには四季はなく、乾季か雨季か。この2つに集約されております。ちなみに現在は雨季。だいたい似たような時間帯に大雨を降らして、その後は何もなかったかのようにカラリと晴れ渡っています。
四季がないことの個人的な弊害はいろいろあるのですが、何と言っても年間通して食べるものにあまり変化がないこと。お野菜は、トマトに玉ねぎ、キャベツ、イモ類エトセトラといったところ。(ちなみにウガンダではトマトは調味料扱い。野菜ではありません。)日本の秋の味覚、秋刀魚や栗、キノコあれこれが恋しくなります。

そうはいっても、こちらでも季節の話題は上ります。
「11月からセネネが採れるね。」
そんな会話がチラホラ聞かれるようになりました。

セネネとはバッタ。

来月からバッタシーズンの到来。道端に子供たちがしゃがみ込み、バッタをむさぼる光景を目にすることとなります。わたくしも既に経験済み。さすがに生セネネは食べませんでしたが、乾煎りしたセネネをお裾分けしてもらったことがあります。
お味は、海老。美味しいんですよ。ビールのつまみに最適。茶の間のお父さんなら手放せない一品になること請け合いです。

食卓を囲んで、
「今日の夕食はセネネか。今年ももうすぐ終わりだねぇ。」
なんて会話が繰り広げられているのかもしれません。

2011年10月18日火曜日

恐怖体験

ご無沙汰しております。
すこぶる元気に過ごしております。
生存確認の意味を込めての更新です。

カンパラ市内で年に一度開かれるという展示会に潜入。
露天がたくさん出ていて、会場はお祭り騒ぎ。

クラフトの出展もあると聞きリサーチを兼ねて行ったものの、ここでご紹介したいのはウガンダ的絶叫マシン。

空中ブランコです。

子供騙しとあなどるなかれ。ここはウガンダ。
人の恐怖をあおるのは、上がったり下がったり、スピード感といったものだけではありません。
信頼感欠如
による恐怖。

ミシミシとしなる階段を登り、床板の抜けたステージに立ち、頼りなげなチェーンに固定された椅子に座る。徐々に掻き立てられる不安。

この表情。。。後悔先にたたず。ププッ
乗ったからには、回り始めます。

回ってるだけでも十分怖いっていうか気持ち悪いにも関わらず、
調子に乗って、捻りを加えたり、周りにアタックをしかけてくる輩が続出。

不安そうにみえた青年は、何かの決意を秘めていたのか周辺巻き込み型迷惑野郎でありました。


日本では体験できないであろう、このゆるゆる絶叫マシーン。
絶叫マシンは性能だけではない。心理面で揺さぶりをかけてくる絶叫マシンというのもウガンダならではであります。

2011年10月6日木曜日

THE サファリ 番外編

サファリの合間にマサイ村見学。

歓迎の踊りでスタート。
日本でも有名なジャンプするやつです。
もちろん一緒に跳んできました。
お家の中も見学。お母さん爆睡のすぐ側でなにやら解説。

そして火起こし見学。
火はつかず。。。何事もなかったかのようにスルー。
案内されてる傍らで、“ねぇねぇ、ブレスレット買う?”とひたすら囁き続ける若者。
村の奥に常設されているお土産物広場へ導かれました。

お値段設定恐るべし。
小さなキーホルダー50000ケニアシリング。日本円に換算しますと約42000円(1$=約76円)。ありえねぇ~。ありえなさすぎて欲しくもないのに、ついついディスカウント。交渉の末、3$で落札。

マサイ族は観光資源。そして観光が生業というところでしょうか。
その一方、たーくさんの牛を引き連れている古典的マサイも多々見かけました。
サファリのガイドをしてくださった方によると、若い層は学校にも行って洋服を着て見た目にはマサイ族かどうかわからない。20年後にはいなくなるんじゃない、ってなことを話ておられました。変化していく世の中で、変わりのない生活を続けることは難しそうです。

お買い物を終えてご機嫌な若手マサイ男性とお話したところによると、村には家長1人、奥さんいっぱい、という家族構成。しかも“マサイの女は嫉妬も喧嘩もしない!”と胸を張って語っておりました。女として見習えということか。。。いや、嫉妬するでしょ!?人間だもの。

最後はお約束、「嫁に来ないか。」
今なら第一夫人。しかも、牛20頭がついてくる。。。
友人はといえば、牛40頭で口説かれていました。

完敗。

女としての修行が必要なようであります。
働き者のマサイ女性

2011年10月5日水曜日

THEサファリ その2

ナクル湖を後にし向かったのはマサイマラ国立公園。

たくさんの動物が生息しているのですが、その中でもビッグファイブと呼ばれる動物たちはサファリの目玉。

1:バッファロー(水牛)
*写真は割愛させていただきます。
2:サイ
3:象

4:豹
木に登ったきり降りてくる気配なし。

5:ライオン
君たち、本当に野生かい?
車に取り囲まれても、リラックス。ただの猫。
かと思えば、こんな場面も。
視線の先には。。。
ちゃんと獲物は狩れるようです。

見るべきものはビッグ・ファイブだけではありません。
広い大地にダチョウが走る。
不思議な光景。こんな不可思議な生き物が自然界に生きてることが謎。

自分が生活している世界とはスケール感が違って、異世界に迷い込んだよう。
象にしろキリンにしろ、ちょっと桁外れ且つ人間の想像を超えた存在。こんなの見ると、ネッシーや雪男、UFOがいたって不思議じゃないよなぁって思います。