2011年4月28日木曜日

収穫祭Ⅱ

研修で育てていたお蚕さまがしっかりと育ち、無事に繭となりました!
前回は病気でほぼ死なせてしまったこともあり、かなり神経を配りました。
そのかいあって質のいい繭を収穫。ひと安心。
フレッシュ・コクーンを使って、次回座繰りを行います。真っ白の美しい糸がとれるそうです。楽しみ。

2011年4月23日土曜日

写真たて

ウガンダに来て印象的なことは、みんな写真が大好きなこと。ウガンダ人のお家に遊びに行くと、写真が飾ってあるのをよく目にします。研修生も同様でカメラを持っていると「フォト・ミー」と声をかけられ、ポーズをとり撮影会。そんな彼女たちに興味をもって作ってもらえるようにフォトスタンド作りを考えました。しかも光ものビーズも支給、みんなで撮った写真もつけるという超豪華プログラム。
紡げた人からフォトスタンドの制作へ。
ダンボールをカット、糸を巻きつけ、ビーズでデコレーションして完成という工程。

ある程度想定して簡単な制作を考えたものの、驚きのいいかげんさ且つ不器用さに唖然。それでもなんとか完成までこぎつけました。
こうして自分で授業を担当すると問題もあれこれ発生。モノを大切にしない、失くす、人のものを取る、その上、新しいモノをくれと簡単に要求する。こんなことの繰り返し。最後には「Give me money.っていうな!!!子供ちゃうやろ!」と激怒。喜怒哀楽剥き出しです。

2011年4月22日金曜日

デビュー

今週からクラフトの授業がスタートしました。
これまでの研修で作ってきた生糸やフロストコクーンを使ってのクラフト制作です。担当はわたし。今まで研修生の一人として授業を受けていたのですが、スケジュールを持て余したため、わたしに白羽の矢がたちました。「ティーチャ~」と冷やかされながらのスタート。
記念すべき第一回は、フロストコクーンに撚りをかけるスピンドルという道具作りから始めました。
ダンボールと桑の木、それに毛糸が材料です。
この辺りの写真は、無法地帯で必死だったため撮れていません。想像におまかせです。
道具ができたら、次はスピニング。
落ち着き始めて、作業が軌道にのった状態がこちら↓。
スピンドルは駒のようなかたちの原始的な道具です。クルクル回転さすと、繊維に撚りがかかり糸状になります。前回引き伸ばした繭のシートをほぐして、使っています。

本来の使い方がどうも定着せず、使い方は違えども撚りがかかればよしっということで、次回につづく。。。

2011年4月20日水曜日

座繰れない繭

品質のよい繭は座繰り用、難ありの繭はフロストコクーンとして利用されます。これは、繭を煮込んで綿状にしたもののこと。煮込んだものは一個一個、枠にひっかけて引き伸ばし重ねていきます。まるで和紙のよう。
 日陰で乾かし、後日撚りをかけて糸にします。

2011年4月17日日曜日

乗りもの

週末は首都カンパラへと行くことが多いです。そこで登場するのが、市民の足、TAXI。タクシーという名の乗り合いバスで、日本人の間ではマタツと呼ばれています。
車種はトヨタのハイエース。ここはウガンダ。とにかく乗れるだけ乗せて、走る。これが基本です。人が降りていなくなると急に、ここが終点、とかいって降ろされるということも多々あります。
 さて、この日は外国人に興味津々の小学生とからんで、ちょっとおしゃべり。そして、パチリ。これから修学旅行でケニアに行くというウキウキの一団です。
 ここから少しズームアウトすると、こんな感じ。
4列シート、各列4座席。普通に考えたら、16人ですが、、、ウガンダ的計算術ですと、子供はひざの上、助手席には2人、先頭座席は少し余裕があるから詰めて、、、となり、この日は計20人満員御礼。人を乗せたり降ろしたりしながら1時間弱、激走します。
始めはおっかなびっくりのマタツでしたが、3ヶ月経てば人はなんだって慣れるものです。
マタツにまつわるお話は数知れず。また、別のエピソードと共におおくりいたします。

2011年4月14日木曜日

04:リ・リーリング

この舌がもつれてしまいそうな名前は、座繰りで巻き取った糸を規定の長さに揃えるための工程です。1周1.5m、3000回まわして4500mとなります。
ひとまず、これで完成!
わたしの糸も出来上がりました。嬉しいっ。
アヴィギルさんに持ってもらってパチリ。
研修のため彼氏と遠距離中の彼女。そんな彼女から教えてもらった言葉は「ニンクウェンダ」I love you. 電話が鳴るたびに、みんなして「スウィートハートから電話がかかってるよ。」だのなんだのと囃し立てています。

2011年4月13日水曜日

水にまつわるトラブル

雨でもないのに、床上浸水しました。全ては私のミスであります。
ここ1週間断水していました。ときに気まぐれで、水がでます。
出勤中だと水を溜めることもままならいので、バスタブ蛇口にポリタンクをセットして出勤。
バスタブの中だから大丈夫、と自分の思いつきに満足しておりました。
ところが!ランチ前、仕事中に管理人さんが職場を訪問。
静かな声で、「まさこ、部屋から水が溢れているよ。急げ。」と伝えに来てくれました。
帰ってみると、ドアの下から流れ出る水。ドアを開けても、もちろん水浸し。バスタブの排水口が詰まっていたことがわかりました。溢れる水、水、水。管理人さんも手伝ってくれて、1時間ほどで排水完了。
こんなときトラブルに動じないウガンダの人たちとあっという間に乾いていく日差しの強さに感謝です。しばし湿度の高い生活を強いられますが、久々の床掃除と思って受け入れることにしました。まっ、自分のやったことですしね。

2011年4月9日土曜日

お昼ごはん

今日は、研修生にお昼をご馳走になりました。
西の地域でよく食べられている主食で、カロと呼ばれています。
英語名はミレット。黍の一種だそうです。馴染みのない名前ですが、味は日本人好み。
作り方は簡単。お湯を沸かして、ミレット粉を投入。ひたすら練る。
これをスープにつけながら食べます。蕎麦がきのような素朴な味とお餅のような食感で、既にわたしの好物です。豆のスープもとろっとしていて相性抜群。他には、Gナッツソース(Gナッツ=Pナッツ)やお魚のソースなど比較的こってりとしたものと合わせるのがよいとのこと。付け合せには、ドードーというほうれん草に似たお野菜もあって、豪華な食卓となりました。
さっそく夕食で再現してみたのですが、なにかが違う。。。おいしいカロが作れるようになって、帰国します。

2011年4月8日金曜日

03:リーリング

少し日があいてしまいましたが、研修のつづきです。
繭を煮込んで、糸を引き出しやすくする工程からメインイベント(?)リーリングに突入です。
座繰り機の前に陣取って、各々が作業を始めます。

写真奥に見えるのが座繰り機です。手前右手の鍋には、お湯の中に93個の繭が浮かんでいます。そこから引き出した糸を巻き取っていく作業です。
 ↑93個あるのか!?
糸を巻き取っていけば繭がなくなったり、途中で糸が切れてしまったり、当然のことながら数が変わります。それを確認しながら、足したり引いたりして常時93個を維持するというのが基本作業です。左手はハンドルを回し続け、目は繭を追い、右手は赤い盥から繭を足したり、外れた繭を引き上げたりと早業が繰り広げられます。
お蚕様を育てるのも大変ですが、糸をとる作業も大変。たかが糸、されど糸!です。

「今日のあの人」
さて、今回ご紹介したのはステラさん。
1児の母です。いつも朝ご飯のポレッジ(ウガンダドリンク)、昼食のカトゴ(ウガ飯)を気前よくご馳走してくれます。お母さんが面倒見がよいのは万国共通なのでしょうか。

2011年4月4日月曜日

動物園


ここはウガンダ・エンテベ・ズー。
同期隊員が働いているのをいいことに、あっちこっち案内してもらいました。この動物園、なんといっても立地条件がよいっ!ビクトリア湖(なんと、九州と同じ面積)のほとりにあり、鬱蒼と木が生い茂り、なんとも心休まる環境です。

人間ものんびりするのですから、もちろん動物ものびのびモード。
カワウソ。

さて下の写真には、いくつ動物が隠れてるでしょうか?

正解は1匹!キリンさんだけですね。
コレだけ広い空間を使えるのもウガンダならではだと思いませんか。そして、もうひとつ。
このお猿たちは飼育されていません。ただの居候。お猿のコーナーに見せかけて、人間様の遊具を占拠しています。他にもそんな動物たちがたくさんいて、どこまでが園内の動物なのか曖昧なところも魅力です。

2011年4月1日金曜日

嘘。

日本人だと何処に行っても目立ちます。老若男女問わず、あちこちで声をかけられるということは以前にも触れましたが、中でもやはり玉の輿を狙った若い男性はひときわ多いです。日本で声なんぞかけられることのなっかた私ですら餌食になっています。
ハローの挨拶と共に「結婚しよう。」と初対面でプロポーズされます。丁重にお断りすると、「マイフレンド、ソーダおごって。」と続きます。もちろんコレもお断りしています。
ということでウガンダでの私のプロフィールは、日本に旦那と2人の子供を置いて出稼ぎに来た日本人ということになっています。今日に限りません。
日本女性の皆様、もしモテ期を疑似体験したいときはウガンダへお越しください。