2012年2月29日水曜日

謎、解ける。

歩いているとあちこちで呼びかけられます。
好ましいもの、好ましくないものいろいろ。

例えば、ムズングー!これは、白色人種を指します。黄色人種もこちらの人から見れば白人の一種。

他には、チャイニーズ。日本人、韓国人、中国人、ベトナム人も識別不可能。よって、まとめてチャイニーズ。

そして、イラッとするのは、チンチョンチャン!これはどうも中国語を真似ているらしく、いかにもバカにした感じで声をかけてくるので無視。でも、無視しきれずついピクッと反応してしまい一層罵声が大きくなるというパターンもしばしば。

最後に、チュングリ!
これまで意味が全くわからないけれど、とってもバカにした感があってイライラも最高潮。ですが、つい最近日本の友人より一つの有力な情報を入手しました。
チュングリとはChung Leeをローマ字っていうかウガンダ読みしたのではないかというもの。言われてみれば。。。Hong Kongもホングコンゴって発音してる人いたわ。そのときはコンゴのことだと流していたけど。

そしてChung Leeとは某格闘技ゲームの女の子チュンリーのこと。彼女を主人公にした映画もあって、こちらでも放映されているとか、いないとか。そこから派生して女性中国人を総称してチュンリーじゃなかったチュングリと呼んでいるそうな。

そんな解説を聞くと納得。
しかしこの響き、似て非なるもの。一度声を出して読んで下さい。
チュングリ
チュンリー
ね?
これまでバカにした響きだったチュングリもこれからは笑顔で手を振り応えられる。。。かな。

2012年2月28日火曜日

節目

先週末、カンパラにて隊員やJICAスタッフに向けた中間報告会がありました。
ようやく1年?もう1年??
パワポを作りながら、これまでを振り返っていました。

思いはいろいろですが、ひとまず折り返しました。

2012年2月17日金曜日

よりみち

昼食はだいたい家に戻って簡単に済ませることが多いです。
疲れたり面倒なときは、職場から徒歩15分ほどのところにあるチャパティ屋さんへ行っています。チャパティ屋さんでのメニューはというと刻んだチャパティに豆スープといういたってシンプルな組み合わせ。なおかつ控え目な量で日本人の胃袋に合っているような気がします。これにカトゥンダというパッションフルーツのジュースを買って昼食終了。

商店の連なる場所を抜けぶらぶらと歩くのですが、あっちこっちで挨拶をしていると直線コース15分の道のりも気がつけば1時間ということも度々。
本日は昼食後の帰り道、食堂の前を通りかかり一声
“ジャングー!”(こっちこいの意)
“サトウキビ食べていけ。”
“はい。”
寝そべるおばちゃんの横でボリボリとサトウキビをかじる。英語が話せないらしく(私もですが。。。)お互いさほど会話もはずまず。ただ座ってボリボリ。
じゃっそろそろ行きます。といって、歩くこと数歩。

今度は知り合いのおっちゃんに捕まり、軒下で雑談。家族は元気か?仕事はどうや??友達はどうしてる???日本へ連れて行け。そんな会話。

またまた歩くこと数十歩。
今度は仲良しのおばちゃんのお店にお呼ばれ。

“カトゥンダ飲んでいき。”
“ありがとうございます!”(本日2杯目。)
しばしのんびりしていると
“ご飯できたから食べていき。”
“。。。お腹いっぱいなんです。”
“まぁ、ちょっとでいいから食べ。”
“じゃあ。。。いただきます!”
全然ちょっとじゃない量のマトケが盛られた大皿を頂き、2度目の昼食。

こんな調子であっちこっち寄り道していると、気がつけば職場をでてから2時間経過。
しつこいようですが、真っ直ぐ歩けば15分です。
こんな風にしてウガンダの時間は過ぎていきます。

2012年2月10日金曜日

新商品

新たなアイテム登場。

その名も“パフ・ホルダー”、シュシュというやつです。
スカーフ作りを中心にしていたのですが、完成まで時間がかかるために始めたばかりの人たちには少しハードルが高いようでした。そのため完成前にフェードアウトというパターンが多かったのが事実。やりたい人だけ来いっ!と強気の姿勢でいこうかとも思ったのですが、人がいないと何も発展しない。。。活気もない。そんなわけで、初心者向け短期完成型アイテムを新たに追加しました。
TEXDAで染料の購入場所も教えてもらい、草木染では味わえないカラフル賑やかな品揃えになりそうです。
メンバーもカラフルな完成商品を見るとテンションが上がるようで、今まで“教えてほしい。”なんて言葉を発することのなかった人まで乗り気で制作中です。
小さな商品をたくさん作って、小金稼ぎます。

2012年2月9日木曜日

事件は起こる。けれど。

NSC(National Sericulture Center)は、だだっぴろい桑畑を所有し、お蚕様を飼う為のお家がいくつか並び、各々の部屋には電気と水道蛇口が設置されているという立派な施設。(お蚕様は間違いなく一般ウガンダ人よりも良い家に住んでおります。)
そんな立派な施設なものですから、警備は万全?一応、アスカリ(警備員さん)2名が専属で雇われ入り口に配備され、広大な敷地にはフェンスが張り巡らされるという対応。

にも関わらず!週明けの朝、出勤すると。。。
フェンスが無くなっている。骨組みだけ残してごっそりと。
フェンス泥棒。
それ以外の被害は特になし。

老人アスカリを見かけると、顔を負傷し目を腫らしている。
もしかして泥棒と格闘したのか!?
と思って伺ってみたところ、犬小屋を製作中に顔をぶつけたとのこと。
そっか。。。

若手アスカリは“ロープ、ロープ!”と騒いでいたり。
泥棒捕まえたか!?こっちでは泥棒が捕まると袋叩き、半殺し、生き埋めにされるとかなんとか。
それともロープでフェンスの代用!!?
そんな期待を大きく裏切り、
チキンより美味しい鳥を見つけた!と走り去っていく。(同僚は i've never tasted it ! と若干うらやましそうだった。)
日頃の弓の手入れも、きっと鳥を打ち落とすために違いない。

泥棒に入られようとも、いつもと変わらない日常。
彼らを脅かす大事件とは一体どんなものだろうか。。。

2012年2月7日火曜日

新規開拓

首都カンパラにある“TEXDA(Textile Deveropment Agency)”と呼ばれている染織の研究所で編み物教室を始めています。ここは染色やプリントに始まり、テーラリング、織物まで幅広い商品が作られている立派な施設。
テーラーさんたち 
weaver
以前ここで隊員として働いておられた方のツテで11月から編み物教室を開講させてもらえることになりました。
魅力は、マネージメントの安定感。ウガンダで活動していて心細いのは、自分が帰国した後何も引き継がれないだろうなぁ。。。ということ。自分がいる間は、お金のやりくり、資材の買出し、受注まであらゆることを回せますが、それを引き継いでくれる人材を探す、もしくは育成となると気が遠くなります。ですが、このTEXDAはそんな心配に微かな希望を感じる組織なのです。
資金がある→糸の購入が可能、
職員がしっかりしてそう、お金のやり取りがクリア→汚職なし!?
しかもショップを持っている→独自の販売ルートあり。
などなど、安心材料が多い!ここでシルク製品の製作を定着させれば、根付きやすいのではないかと思っています。
カワンダで習っている女性たちも、カンパラなら商品を納品できるので取引先としても有望。
一石二鳥じゃん。

そんなウマイ話として展開するかどうかは別として、編み物教室を終えてまったり寛ぐカンパラ・おしゃれカフェタイムを楽しみに上京しております。

初日、大盛況。
以降、少人数制。。。

最近ようやく形になってきました。