2012年4月28日土曜日

吉報

カワンダ、TEXDAで作っているシルクの商品がカンパラにあるショップで販売してもらえることが決まりました!
お店は、MISH MASH といいます。
http://www.mishmashuganda.com/home.html

ホームページからは分かりませんが、大きなお庭とギャラリー、クラフトショップ、カフェが併設されているステキなお店。ライブやパフォーマンス、毎週水曜日には野外上映なんかもしています。“アメリ”をやっていたかと思えば“AKIRA”を上映していたりと、古今東西なんでもありのセレクトです。

商品が並んだら、お店の様子もご紹介します!

2012年4月26日木曜日

堪忍袋

庶民の足、マタツ(注1)。以前にも紹介していますが、ここでは数々の人間ドラマが繰り広げられます。あるときは傍観者、またあるときは当事者として。。。

そうあの日は、日差しの強い午後のことでした。
カンパラ市内へ行くマタツに乗り降車場所へ来たときのことです。いつも通りの金額を支払いコンダクター(注2)に止まるよう指示したときのこと、彼は頑なにお金を受け取ろうとしません。そして請求するのはいつもの倍の金額。これもよくあることとはいえ、やはり気が立っていると穏便ではいられません。

“この嘘つき!”
“泥棒!!”
“ろくでなし!!!”(コレは語学力上言えませんでしたが、気持ちの上では叫んでおります。)

と喚く。そんな声を無視して、バス停を通り過ぎようとするマタツ。
堪忍袋の緒も切れて、コンダクターを平手打ち。(顔ではなく、肩をね。)
後は、日本語で暴言を吐く。(この場では、公表を控えさせていただきます。)

乗客失笑。

見かねたドライバー(注3)の一言は
“Be patient!”

こうして私はいつものバス停を少し通り過ぎたところで降りることが出来ました。

人を騙しておいて、ビーペイシェントはないやろ、と思うもののなかなか味わい深い言葉です。

週末、日本の友人との話題は【ウガンダに来て変わったこと】。丁度、わたしは短気になった、と話ていたところでしたから。変わったというべきか、ウガンダに来てメッキが剥がれたというべきか。。。以前は怒っても手を出すことはなかったもんなぁ。まぁスッキリしたけど。これって癖になりそう。。。!?

*注1:マタツ…ハイエースの乗り合いバス
*注2:コンダクター…乗車口に座り、お金のやりとり、客引きをする人

*注3:ドライバー…運転手

2012年4月25日水曜日

血液型

このところ本格的な雨季が始まり肌寒い日がつづいています。
日がでれば暑くって、雲で隠れれば寒くなるという、太陽の影響を単純明快なかたちで感じることができます。
そのため日によって、寒かったり、暑かったり、一日の中でも暑かったり、寒かったり。体調管理に手こずって、さっそく風邪をひいてしまいました。鼻をづるづる言わせて、咳き込んでいると向いに座っている同僚も同じ症状で悩んでいる様子。そして、私が風邪をうつしたと言い張る同僚。
血液型について尋ねられ、O型だと言うと、彼女も同じ血液型だったらしく、
“同じ血液型だと風邪や病気が感染しやすい。”のだそう。
ついでに日本にはA型が多いんだよ、と話したところ、ウガンダでもなんとA型が一番多いらしい!
瞬時に頭をよぎったのは血液型占い。
調べてみました。血液型占いに言わせるとA型は

堅実で協調性が高い
「ストレス」に弱い ガン・心臓病に注意
ストレス太りの傾向
完全主義者
毎月一定の金額を貯金する安定型

とのこと。

ウガンダ人多数派A型のみなさーーーん、少しは血の影響を受けてくださることを期待しております。

2012年4月16日月曜日

新商品 その2

シルクの織りスカーフがとうとう商品化しました!
編物もいいのですが、織物になると商品完成度がグッと上がるように思います。もっとクオリティを上げて、クラフトショップに売り込みをかけていく予定。織り手も手ごたえを感じたらしく、次は何を作ろうかと乗り気で、これも嬉しい限りです。
絞り染め、ろうけつ染め

右から2つ目 


2012年4月6日金曜日

予告

毎週1度、編物教室に通っているTEXDA。
プログラムをスタートして、約4ヶ月が過ぎました。
が!
成果物は。。。ゼロ。

アクセサリーを作るため準備したマテリアルを紛失?、盗難??され、激怒。
当初、テーラリングのスタッフが兼業で編物をスタートしたものの、いつまで経ってもモノが出来上がってこない。怒っても言い訳ばかり。幼稚でトリッキーな言い訳にイライラとガックリの繰り返し。先週から編物専属メンバーが召集され一から再スタートとなりました。センターのやる気は満々なのですが、肝心のメンバーに苦戦中です。

なのですが。。。
編物と平行して進めていた織物のプログラムが形になってきました!現在、シルクスカーフを制作中。平織りのスカーフをこちらの絞り染めテクニックで染めたカラフルなアイテム。
染色や糸染め、組織織りなどなど、これからの展開にも期待大です。

来週には画像付きで、きちんとご紹介できるはずです。
嬉しさ余っての予告でした。


2012年4月4日水曜日

ある一面。

アクセサリーのマテリアルを買いに首都へ行ったときのこと。そこは、ゴタゴタごった返す街の中心部にあり人の行き来が盛んな場所。お店は雑居ビルの中にあります。そこで、マテリアルを漁っていると何やら外が騒がしい様子。ざわつき始めたかと思うと、瞬く間に店頭の商品を店内に運び込む人たち。いつも長閑な店員もテキパキと動いています。
話を聞いていると外でデモが起こった模様。お店にいた青年が興奮して、シャッターを降ろす棒を持って外に走っていきます。それを見るおばちゃん達は呆れ顔。

ビルの入り口にあるシャッターを下ろし、防御態勢は万全。みな恐いもの見たさか、シャッターの前に人だかりができて外を覗いています。やれ、催涙弾が打たれただの、警察が来た、軍隊が来ただのと騒ぎたて、中にはウガンダ政府の劣悪さに弁舌を振るっている人もいました。だけど、どこか好奇心が勝っているようにも見受けられます。例えるなら恒例の台風が襲ってきた、というようないまいち緊張感に欠ける感じ。お店のお姉さんに、まぁまぁフルーツでも食べていき、と椅子を勧められ、おっかなビックリ待つこと数十分。

軍のトラックが来て、デモを起こした人たちが連行され終結。シャッターは上がり、何事もなかったかのように人が動き出します。

また別の日。
出勤すると同僚が険しい顔つきで耳打ち。
“昨日、アーミーと機関銃を載せたUNのトラックが何台も通るのを見たの。もうすぐ戦争が起こるんだわ。私たちどうやって生き延びたらいいの!?リビアの次はウガンダなんだわ。”

???そう簡単に国連軍が動くのか??そのトラックは、たぶんにスーダンへと向かっているのではないか。

一応、あちこち問い合わせてみたものの、そんな気配はなし。

日本にいるときは全くもって現実感のない言葉。“戦争”や“暴動”。ここにいても日本人の私にすれば、やっぱりピンとこない言葉の数々。そんな言葉もここで暮らす人たちにとっては身近なものであり、現実の一部として存在しているのかもしれないと感じます。いまの平穏な時間が永遠のものではないという気持ちがいつも彼らの心のどこかにあるのではないかと。

アフリカ諸国で暴動があったなんてニュースで見ると、暴力と病気と貧困のアフリカなんてイメージを強くするばかりですが、そうでもないということを知った1年でした。ただ、平和というには少しばかり口が重くなります。