2011年2月27日日曜日

流行病

どうしたことか、育てていたお蚕様が一斉に病気になり半数近くが死んでしまいました。生きているお蚕様も、まだ育ちきっていないのにスピニング(糸吐き)し始めました。育てていたベッドが棺のように。そしてお蚕様は病気が蔓延しないように焼却しました。理由はわかりませんが、毎日世話をしていただけにショックです。
雨が降り始めました。豪雨です。そういえば、お蚕様がスピニングするときは、雨が降るっていってたな。

2011年2月23日水曜日

家にまつわる噺

同僚Rさんのお引越しの手伝いをしてきました。
引越しが決まったのは、昨日。突然の引越しの理由はというと、彼女が住んでいた土地をあるセレブが購入したためです。そのため大家さんから一昨日、土曜日までに出て行ってとお達しがあったそうです。なんて横暴な!!と憤っていた私ですが、他の人に言わせると「たまにあるよね。」だそうです。以前よりいい条件でお部屋が見つかったようなので、よかったみたいだけど。
そして、我が家でもハプニング。誰かが玄関の鍵を壊しました。子供が逃げていく姿を目撃。あやうくハローとか挨拶してしまうところでした。現在、南京錠で扉をガチガチに固めております。やっぱ、ここは外国。わたしは外国人。

2011年2月21日月曜日

学校訪問。

 昨晩、同じ町に住むJICA仲間Sさんのお家へ遊びにいってきました。
Sさんは、理数科教師としてセカンダリースクールに勤務されています。
ウガンダの教育事情は日本とは違う上に、私自身が理解できていないので説明できないのですが(汗)この学校では4歳から14歳くらいまでの子供たちが、寮生活をしながら勉強しています。
Sさんのお家と言いましたが実際のところは、学校の敷地内に部屋があって始終子供と暮らしているようなものです。
この日は歓迎会?なのかどうかは??ですが、子供が歌って踊ってプチ・クラブ状態になりました。リズム感と腰のふりが違う!!!6歳くらいの子がムーンウォークらしきものまで披露してくれました。キング亡き今も、その遺志は受け継がれているもようです。
では、動画をご覧下さい。と言いたいところですが、手ぶらで行ってしまったので何も記録がありません。なので特に盛り上がりをみせた曲のPVにリンクをはります。昨年ウガンダで大ヒットした曲らしいです。では、どーぞー。

2011年2月18日金曜日

お産。

こんがらがって申し訳ないのですが、第1世代の繭の報告です。
蛹から孵化し、孵化したと思ったら交尾して産卵、そして寿命を終えました。
ものすごーーーく早い展開です。
こうして入手した卵は、次回お蚕様を育てるときまで冷蔵保存しておきます。
もともと蛾も蝶も嫌いなのですが、小さい頃を知っていると嫌悪感も半減します。
それに白い蛾っていうのも、なんだか幻想的ではありませんか。触る気にはなりませんけど。

2011年2月14日月曜日

生後12日

なんだかんだと日が過ぎて、お蚕様も成長してまいりました。
ただいま眠っています。なぜわかるのか!?
それは動かないからです。そしてもうひとつ。頭を上げているからです。
お蚕様は、食っちゃ寝を繰り返し、脱皮し、日に日に大きくなっています。
桑しか食べていないので、潰れたりすると緑です。でも潰してはいけません。あくまでも事故です。


話は変わって、今日はバレンタインデー。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
ウガンダでも、やっぱり恋人たちの日です。
この日はプレゼントを用意して、赤と黒の服に身を包みお出かけするのだとか。
別に祝日じゃないんだけどさ、なぜか職場の出勤率が下がります。

2011年2月12日土曜日

収穫祭

第一世代のお蚕がつくった繭を今日収穫しました。
スピニングを始めて6から7日経ち繭が完成します。
蛹が孵化してしまうと繭を破いて出てしまうので、それまでに中にいる蛹を殺します。
せっせと育てたんですが欲しかったのは繭だったんですよね。
糸として使えない汚れた繭はそのまま孵化させて、蛾を育て卵を産んでもらいます。
そして卵が孵化し、お蚕が生まれ、、、とエンドレスに続いていきます。

2011年2月11日金曜日

ガールズ・トーク

忙しかった日々は過ぎ、今はウガンダ・タイムに身を委ねています。
養蚕センターのメンバーは女性が中心。ということは!ガールズトークが渦巻いております。だいたい楽しい会話はガンダ語なので、私にはチンプンカンプンなのですが、今日は爆笑の嵐が吹き荒れていたので、さすがに首を突っ込んでしまいました。

Hさんの身に起きた本当の話。
夜、いつものように街へと出掛けたHさん。しかし、その夜はスリに狙われてしまったそうです。ハンドバッグの外ポケットに手を入れて盗むという犯行だったようですが、そこに入っていたのは、鏡。女子なら必需品の鏡ですが、彼女のは一味違います。大きな鏡の破片を剥き出しのままカバンに入れています。(写真はイメージです。)

こんなんをがっつり掴んでしまった犯人は、当然のこと流血。犯行は未遂。
元来、姐御肌の彼女ですが「マイ ウェポン」と豪傑っぷりを見せつけられ、今後も歯向かわないでおこうと心に誓いました。

2011年2月8日火曜日

襲名披露

蚕の成長は写真では地味すぎて伝えられないので、もう少しわかりやすい変化がでたら速報でお伝えします。
私事ではありますが、先日ウガンダン・ネームを授かりました。
その名も、NAMARAと書いてナマラです。英語にするとgood care という意味があるそうな。
名付け親は2児の母、ハリエットという女性です。けれど彼女には「マサー」と呼ばれています。
ウガンダでの差し入れ隊長ハリエットは、私のガンダ語の先生でもあります。
今日はジャックフルーツをもらい、「フェネ(=ジャックフルーツ)」と「チウーム ニョッ(=めっちゃおいしい)」の2ワードを習いました。ブログでフェネの味をご紹介できないのが残念でなりません!
 写真はよそから拝借してきました。食べちゃったものですから。

2011年2月5日土曜日

第2世代誕生。

昨日、すべての蚕を繭を作るための棚に移し替えて、餌やり地獄から解放されました!万歳。
蛇の潜む桑畑にも行かずにすみそうです。あとは、きれいな繭ができるまで待つのみ。わたしが到着したのは、丁度忙しい時期だったんですね。とはいっても第2世代が孵化し始めて、次のサイクルに突入しています。今度は最初から最後まで成長を見届けることができそうです。
この時期のお蚕さまは、若い桑の葉を千切りにしたものを召し上がります。本当に手のかかるやつです。今はまだ、うじゃうじゃと黒くて小さな幼虫ですが、大きくなるにつれて白くてプヨプヨの芋虫になります。1日単位で成長していく様は驚きです。
ダイジェスト版で孵化してから4日たった現在までをお届けしまーす。

2011年2月4日金曜日

殺犬事件

本日午前9時半頃、桑畑にて成犬の死骸が発見されました。死亡推定時刻は深夜と思われます。
同僚曰く、これは蛇の仕業らしいです。
桑畑に毒蛇、しかも大きい!?そんなところで働いていて大丈夫なのか?
と聞いてみたところ蛇の活動時間は夜だから大丈夫ということでした。安心、安心。
被害にあった犬は、職場周辺にふらふらと現れては、日陰で寝そべっているだけの人畜無害な犬でした。誰かが世話をしている様子もなく、ましてや名前があったわけでもないです。先日、同僚に He is sleeping well.と話を振ってみたところ Heじゃない!It!!と力いっぱい訂正されたことが思い返されます。とはいえ「わたしたちの犬が死んでいる。」という口ぶりから推察すると長い間住み着いていたのかもしれません。黙祷。

2011年2月2日水曜日

お蚕様

立て続けの更新です。やっとネットが繋がって、うっぷん晴らしです。お付き合いください。
予告どーり、養蚕センターの様子をアップします。
小屋の周りは桑畑や何かの畑が広がる、のほほんとした環境です。まだ小屋があるのですが、並んでいる小屋のほとんどは、現在のところ蚕を育てるためのスペースです。
ここに来て何に驚いたって、スタッフの働きっぷりです。当初、私の予定では仕事もなくってぼんやり本を読んだり、余っている糸でなんか作ろうかなくらいの有閑マダム生活を想定しておりました。が!しかし!!そんな幻想は一気に吹き飛びました。
というのも朝は8時から夕方6時くらいまでみっちり働き、なおかつ土日出勤です。みっちりって言ったけどお昼休みは長いです。内容はというと、餌をやり、桑畑に出て桑を刈り、また餌をやり、掃除をして、桑を刈り、桑を刈る、、、。とういう肉体労働の日々です。合間をぬって、スタッフに手ほどきを受けながら、シルクスカーフを編んでおります。
なぜアフリカ大陸に来てこんなに働いているかというと、それは全てお蚕さまのせいです。
育ち盛り、食べ盛りのお蚕さまがいる限り、1日2食3食の桑を用意せねばなりません。
そして桑畑に出てはどっさり刈り込んで、小屋まで運び込むことを繰り返します。まさに農婦です。
シルクのような滑らかな手はどこへやら、すっかり働く女の手になってしまいました。
それでも一応、UV対策には気遣って、暑いんちゃう?と言われても長袖を死守しています。

これだけどっさり盛っているのに、朝には枝を残すばかり。育ち盛りは大変です。

2011年2月1日火曜日

KAWANDA !

21日に研修を終えて、現在は首都カンパラから車で1時間ほど離れた町カワンダというところにいます。首都で浮かれていた気分はどこへやら、今は慎ましやかな生活を送っております。
 さて、我が町カワンダをちょこっとだけご紹介いたしましょう。
カンパラから直線距離にして10kmという場所にも関わらず、すっかり田舎の風景に早代わりして牛あり山羊あり鶏ありの雑多な世界です。
大通りに面してマーケットと呼ばれるお手軽エリアがあります。生活用品のほとんどはここで手に入ります。肉も野菜も剥き出しで、生き物臭をプンプンさせています。値段は曖昧。店によってまちまちで、時には10倍の値段をふっかけてくる輩もいます。なんとなくお年寄りは適正価格で販売してくれるみたいです。ついつい、じいちゃん、ばあちゃんに引き寄せられてしまいます。
そして、歩いてるとあっちこっちから「ムズングー」と声がかかり、ちびっ子も大人も関係なく、ぶんぶん手を振ってきます。ムズングとは外国人という意味らしく、この辺りではまだ珍しいみたいです。もしくは“チャイナー”とか言われ、めんどくさいので「ニイハオ」と返事することにしました。
何度会っても顔が覚えられず、この前会ったやんな的な挨拶をされても戸惑う毎日です。
そんな私もようやく職場の顔ぶれと名前はマスターしました!自慢にもなりませんが。
次回は、お蚕様と戯れる職場についてレポートしまーす。