2012年1月31日火曜日

ある夕方

近所のジュース売ってる店の軒先で、おばちゃんとしゃべりながらぼんやり過ごしていると、ブツブツ独り言いいながら歩いてくるおっちゃん。
ボロボロの布を体に巻きつけて、破れまくった麦わら帽子を被る。帽子からはみ出てる髪の毛はグシャグシャで、髭もモジャモジャ。群を抜いて、汚い。

近づいてくると異臭が漂う。目をあわさないでおこうと思ってもついつい気になってしまう。案の定こちらに向かってくる。ガンダ語でまくしたてて、お金を催促している様子。
隣に座ってるおばちゃんが500シルをあげると、突如歌い踊りだすおっちゃん。
野次馬にバケツを渡してドラム代わりにしリズムをとる、それに合わせてお尻を振りながらユーモラスに踊る。動くと臭い、動かなくても臭いけど。
野次馬の男性に絡んで、嫌がられつつも、なお踊る。
人垣が少なくなり始めると、終了。

おばちゃんに“あの人は何をしてるん?”って聞いてみると
“He makes funny.” だそう。
旅芸人みたいなものか。浮浪者しながら食い繋いでいるようです。

仕事帰りの夕方、軒先で他人が集まって、浮浪者の踊りをみて、手を叩いて笑い、終ればまたおしゃべりが始まる。

大らかな世界だと思う。

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