2012年11月30日金曜日

そうだエチオピアへいこう ~プロローグ~

4泊5日エチオピアの旅。
行く前に友人からいろいろ情報を収集していました。
最高!という人もあれば、顔をしかめる人もあり。見所は多いのですが、一筋縄ではいかない国という印象。

エチオピアは、アフリカの中で稀にみる植民地化されたことがない国です。一時期イタリアの支配下に置かれたことはあるようですが、占領からは免れています。
そういった歴史背景もあってのことか、エチオピア人は自分たちのことをアフリカ人とは言いません。
“われわれは、エチオピア人である。”
独自の文化、伝統、宗教、言語、文字などをもつ誇り高い民族です。

到着後、市内に行くものの、もろもろのトラブルに振り回され航空会社で立ち往生。早くも出鼻を挫かれ、がっかりのところですがエチオピア人の懇切丁寧かつ手際の良い仕事っぷりに、ウガンダじゃありえないわ、と感心。しかし、残念なことに当初予定していたゴンダール、ラリベラという世界遺産の地2本立ての計画は崩れ、ラリベラ一箇所の訪問に変更。

その後、首都在住のボランティアと落ち合い、あちこち案内してもらいました。行く先々で感動の嵐。小さなカフェでコーヒーを飲めば、やけに美味しくて感動。お釣りを返すときにもう一方の手を添えていて感動し、“Thank you.”と言ってもらい感動。礼儀正しく控え目な対応にすっかりエチオピア人びいき。“エチオピアさいこー!”と連呼しておりました。

何より、旅の醍醐味は食べ物。
これが期待を裏切らない美味しさなのです。
町のレストラン
AMBOはソーダ水。ラベルすてき。
主食はインジェラ。見た目はクレープのよう。テフという粉を使用し、生地を3日ほどおいて発酵させたあとに鉄板で焼いています。酸っぱくて、ふわふわで、味わい深いのです。そこにワットと呼ばれるソース兼おかずをのせ、インジェラをちぎり包みながら食べるのがこちら流。ソースはスパイシーで、これまた絶品。種類も豊富で4泊5日じゃ全てを網羅できないという悲しい事実に気づき、日程が悔やまれます。

夕食は、伝統ダンスを見ながらいただきました。
こちらは、懐石風?いろんなソースが少しずつ盛られています。遅いランチでお腹いっぱいと思っていたのですが、食べずにはいられない。あぁ美味しい~。

伝統ダンスも東アフリカ圏のダンスとはがらっと変わって、メロディー重視。民謡のよう。そして、腰ではなく肩をこれでもかというくらい前後左右に動かして踊ります。
そうそう、人の顔立ちも大違い。肌の色は浅く、アラブ系の鼻筋の通ったすっきりとした顔。美男美女がそこかしこで見られます。

初日にして、異文化の波をがっつり浴び、快いカルチャーショックを受けたのでした。

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