ラリベラを経ち、首都アディスアベバへ。
最後の日は、ドル札を握りしめお買い物へ!
この国、クラフトの宝庫なのです。
食べて良し、見て良し、買って良し。
言うことなしです。
どうしても寄っておきたかったお店がひとつ。
サバハールという織物を専門に扱うお店です。
エチオピアの主要なテキスタイルは織物です。この伝統を生かして、カナダ人のオーナーが魅力的な商品を生み出しています。
実は、このお店にウガンダのシルク糸を輸出していました。
でも、過去形。
シルクの出荷が滞り、うまくマネージメントが行われなかったために今は取引が停止しています。
市内から離れたところに工房兼お店があります。
この工房では、近隣から職員が通い織物と染色をおこなっています。
ここを中心としてトレーニングを行い各村々にグループを組織し、糸などマテリアルを工房外で生産する。それを買い取り、工房で商品を作るという仕組みのようです。
言うは易く行なうは難し
アフリカの地で作り手の意識を高めて、品質を維持し商品を作り続けることの大変さを思うと気が遠くなります。ましてや、近隣だけでなく遠方の生産者もいるわけです。
フェアトレードというと背景の情報が先立ち商品自体への評価が後回しになりがちですが、ここではそんなことを抜きにして欲しいと思える商品が販売されています。洗練された商品の数々にうっとり。
憧れと敬意をもって、お話を伺いました。
最後には、“これからもウガンダから糸を買いたいので、連絡を待っています。”とメッセージを言付かってきました。
ウガンダの生産者はまだまだ発展途上です。そんな中、長い目で生産者の成長を見守ってくれる会社があることが彼らにとって本当のチャンスなのだと思います。
問題は、、、彼らがこのチャンスを自覚していないことでしょうか。目先の利益に走って、取引を台無しにしてしまうことが残念です。
ウガンダの工場の人を連れてきたいな~、しみじみ。
そんなこんなで、その後もあちこち立ち寄り、久々に買い物魂に火がつき、お土産を買い込んできました。
旅行帰りはいつもそうですが、
あぁこの国に住みたかったなぁと思うことしきりです。
そして、イメージしてみる。。。もし、エチオピアに派遣されていたら、
インジェラとワット食べ過ぎて、10kg増量。
買い物しすぎで破産。
伝統ダンスを踊り、肩を脱臼。
エチオピアの色男にたぶらかされて泣きをみる。
夜は、蜂蜜ワインでやさぐれる。
そして、もう5kg増量。
etc. etc...
うん、わたしウガンダでよかったよね。きっと。
旅行はその国に住む人と出会うことで、思い入れが一層強くなります。
また来たい国が、またひとつ増えました。
*チマキ…ミックスジュース。バナナとなんかとなんかが層になっている。普通の食堂でこんなおしゃれなジュースがでます。はぁ、素敵。
三年半前、ウガンダシルク見本市に行ったキャシーさんからjocvの関わったシルクを見せて頂きました。このブログを見つけて以来、いつかサバハールのお話も聞けるかなと思い読んできましたが今回の記事、懐かしい気持ちで読みました。本当に素敵な会社です。ありがとうございました。
返信削除はじめまして。
返信削除サバハール、とても素敵なところですね。憧れます。
またウガンダでのシルクも使ってもらえる日がくることを願うばかりです。ブログを読んでいただき、ありがとうございました。