一般家庭ではなく、かなり裕福、立派な門構えのお家です。
お家に着けば、お菓子がだされ、ご飯がだされ(もちろんインジェラとワット)、これでもかというほどテンコ盛り。食後にはコーヒーセレモニーが始まります。
床には、庭先でとってきた草木を敷き詰めています。 |
お腹いっぱい過ぎてもう何も入りませんというところ、コーヒーを飲むとすっきり。またもや出されるポップコーンをおつまみにコーヒーをすすります。
このコーヒーセレモニーセット、特別なお家のものではなく各家庭に必ず備わっているマストのアイテムだそうです。町や村にあるなんでもない食堂の一角にも必ずといっていいほどこのコーナーが見られました。
食事が終れば、伝統ダンスが見られる場所へ家族と共にお散歩。
伝統家屋を模した雰囲気のよいお店。ラリベラの名産である蜂蜜ワインをお供にダンスを鑑賞。これがまた美味しいのです。
お母さん、子供たちも一緒に踊ります。チビッ子たちもいっちょまえに肩をカクカクさせて踊っていました。
エチオピアの人たちが誇りとしている自分たちの文化や伝統をこれでもかというほど一晩の中に盛り込んでいただき、満腹。彼らのホスピタリティー天井知らずです。
次男坊は逃走、末っ子赤ちゃんはお休み中。 5人家族のベスファットさん。 |
長い間、都会から遮断され彼らのペースで営まれていた生活ですが、インフラが整い世界各国から観光客がくることで経済感覚が大きく変わったのではないかと思います。
支援や観光整備により電気や水が使えるようになり、立派な学校も建設されて生活は改善されたかに見えます。なのに町で見かける子供たちからは何かが失われているようでした。
町の中を歩いていると次から次へと子供たちがたかってきます。
“Give me pen.”
“Hello, socks.”といった頂戴コールに始まり、
“やらせろ”としつこくまとわり着いてくる子供。
わたし、あなたのお母さんと同い年くらいですよ~。
あまりにもしつこ過ぎて腹が立ち、ペットボトルの入った袋で殴る。
そうかと思えば、母親が蒸発して幼い弟と2人で暮らしている、父親の給料はほとんどなくて、あなたの寄付がないと暮らしていけないと流暢な英語で話しかけてくる子供。
片手に1ドル札を何枚も握りしめ、お金頂戴と詰め寄ってくる子。
1ドルの価値は、日本とは比べ物にならないくらい高価です。
子供の写真を撮ると1ブルよこせとお金を要求。
まだ小学校に入りたてくらいの年頃の子供がこんな調子です。
ペンが欲しいというのも疑わしいものです。ウガンダの子供たちは、ペンを欲しがりません。彼らが言うのは、“ギブミー スウィーティー”です。きっと、ペンを集めて安くで売っているのでしょう。外国人にペンをねだるというのは、なんとも巧妙な技です。
表情も荒んでいて、なんとも痛々しい。
友人によるとホームステイ先のベスファットさんも嘆いておられたようです。子供が観光業に手をだし、簡単にお金を手に入れる。学校へも行かず、稼いだお金でお酒やシンナーをしている。ラリベラの未来が不安だ、と。
子供は被害者でもあります。
先進国から来た経済状況のまったく異なる人たちが、村や子供の様子をみて勝手に同情しモノを配る、お金を配る。それに味を占めて、どんどんエスカレートしていく子供たち。
加害者は、善良な旅行者です。
問題は貧しさにはありません。
これはラリベラだけの問題ではないのかもしれません。小さな町だからこそ問題が凝縮されて見えやすくなっているだけで、大なり小なり自分がウガンダでやってきたことも似たようなものだとも思えます。
豊かに暮らす、ということの意味を突きつけられます。
*あの手この手を尽くしてモノを巻き上げようと果敢に挑戦してきた子供たち。記念写真を撮ってお別れ。
そおっとしておくのが いいんだね。 子供たちは敏感だから・・・・ 経済発展 子供たちに愛の手を・・・・・・なんて していいんだろか? 疑問に思ってしまうね。
返信削除何がしあわせ?・・・・ まずは 身近な人から やさしくしようと思います。 帰国 楽しみにしています。
バカな子ほどかわいいとウガンダで再確認してます。
削除帰国までカウントダウン始まりました。
めいっぱい楽しんで、お土産話を蓄えます。