2011年5月29日日曜日

営業

以前、養蚕センターに遊びに来ていた女性アネットさんと知り合いになり、クラフトグループを紹介してもらいました。彼女自身もそのグループでクラフトの指導をされています。同僚4人と日本人ボランティア2人に声をかけて総勢7人で見学へ行ってきました。
カワンダからバスに乗り(爆走して)約1時間。ルコメラ・タウンという小さな町です。
バスを降りて、そのグループが運営しているというクラフトショップへ。
小さな間口のお店に女性がいっぱい。
バナナファイバーやパームツリーの樹皮を使って、バッグや御座を作り販売しています。
他にもペーパービーズと呼ばれる紙でできたアクセサリーもあって、とっても熱心に活動されている様子が伝わってきます。話を伺っていると、彼女は学校を運営しているとか。クラフト販売もその経営資金を得るための一環。ということで、学校も見学させてもらいました。
ショップで販売されていた飾りを持ってはしゃぐ同僚。
ここはプライマリースクールと呼ばれる日本で言う小学校くらいの子供たちが生活しているそうです。聾学校も併設されていたり、孤児のための寮があったりと大規模です。そして設備が整っている、というのが第一印象。太陽発電があったり、きちんとベッドが並んでいたりと他ではなかなか目にしない清潔な環境。

それもこれも、以前日本人ボランティアが入ってヨーロッパ向けに商品を販売していたのだとか。その売り上げを設備投資にまわしたとのこと。どうりで歓迎されたわけです。その学校の近くには、セカンダリースクール(中学校くらい?)も新しく建設中。こちらはイギリスの支援団体が援助しているそうです。

さてここからが本題。
わたしが養蚕センターに派遣されたのは、蚕の世話をお手伝いするためだけではありません。シルクの宣伝活動と申しましょうか、シルクの需要を増やすため草の根活動をすることも含まれています。今回訪ねたのもシルク商品を作ってみませんか?というお誘いをしにきました。もちろん条件があります。
・養蚕センターに編み物研修に来てもらうこと。
・研修期間は糸を提供するが、その後は養蚕農家から購入すること。
そんなもんでしょうか。あと販売先は最低限確保しているが、今後販路を開拓していかなければならない、ということも付け足し。
現在作っている製品を紹介し、
手紡ぎ、手編み、草木染。おひとついかがですか?
販売価格や原価などを紹介したところ、興味を持ってもらい商談成立?来月からカワンダへ通ってくれることになりました。
これからどうなることか予測がつきませんが、養蚕センターが人の集まる場所になっていけば何かが起こりそうでワクワクしています。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    やっぱり、営業活動は不可欠だと思います。

    僕も、環境教育で派遣されていますが、実質的には営業隊員です。国立公園に来てもらうお客様を探したり、環境教育を受けてくれる学校を探したり・・・つまり営業。

    全然環境教育っぽいコトをしていない今日この頃です・・・

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  2. あっちこっち行くための口実だったりして。。。営業というより遠足が近いかも、です。

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