2012年8月1日水曜日

JINJA SHOW

早いもので8月突入!こちらは、相変わらずの穏やかな気候で8月だからといって暑くなるわけでもなく、代わり映えなく過ごしています。日本でもニュースになったというウガンダのエボラ出血熱は、感染者はでているものの悲惨な状況ではないのでご安心下さい。

さてはて、ご報告。
ウガンダではアグリカルチャー・ショーと呼ばれる展示会&お祭りが各地で催されます。読んで字のごとく、農業に関わる機械や技術を紹介したり、農作物を販売したりすることがメイン。なかでもJINJAという街で行われる年に一度の展示会はウガンダで最大規模といわれています。出展者も東アフリカ各地から集まってきます。農業祭とはいってもお祭りのようなもの、クラフト・エリアもあるらしいという噂を聞きつけ、今回この展示会にクラフトに関わる隊員有志が集まってブースを出展しました。なかなか商品を幅広く宣伝する機会がないので、これがチャンスとばかりにJICAに業務費申請をして補助金をいただき出展にこぎつけた次第です。
1週間、5つのグループが配属先のメンバーと共に交代制で当番し、販売、宣伝、お買い物に明け暮れてきました。
秀逸なビーズアクセサリー(手前)
商品解説中

いつもヌクヌクと日本人相手に商売をすることが多かったので、ウガンダ人の厳しいお財布事情が見えたこと、ターゲットとして定めていたムズング(白人旅行客)はモノを買わないという実態を目の当たりにしたことが大きな収穫でしょうか。モノをたくさーん買い込んでみんなに配るのはアジア人特有の文化だったのです。。。だけどウガンダお金持ち族は、お買い物好き。多少高くっても気前良く買ってくれます。そして、ウガンダの家族は多い!ので、アクセサリーを姉妹に買っていくわ、なんて言ってピアスを7つ購入なんてことも。彼らの購買意欲を刺激すれば、外人相手じゃなくってもスモールビジネスが成立するんじゃない!?なんていう新たなマーケットを発見。そのためには、今のデザインのままでは物足りない。。。ただ作ってるだけではいかん!ということを再確認です。

反省、成果はさておき、少しは触れておきたい裏話。
始まってしまえば、なんてことのなさそうな展示会。ですが、やはりここはウガンダです。平穏無事には進みません。ブース予約したけど、ブースの場所が当日になってもわからない。はたまたIDカードは当日になっても発行されず(最終日まで全員分揃わず)、行く度にゲートの前で係員とひと悶着。「ダイレクター呼べ!こらー!!」が常套句となってしまいました。
ショーの常連出展者曰く、「ディスオーガナイズ!」の一言。加えて、「去年はもっとひどかった。事務所の前で人が泣き叫んでたからね。10年。。。いや~15年くらい経ったら、スムーズに運営できるようになるんじゃない。」

15年後、東アフリカ一の展示会といえばJINJA SHOWと名実共に世界に名をとどろかせる日がくるのかこないのか。。。

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